MRIとは?
MRI(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像)とは、強力な磁場を発生・制御する装置に動物が入り、磁気の力を利用して内臓や血管・組織を撮像する検査です。
生体内の原子は、おのおのが好きな方向に軸を向けて回る『コマ』のように存在しています。MRIのガントリー内に入ると、強大な磁場によってコマの軸が磁場と平行方向に揃います。ここにRFパルスをかけると、磁場に垂直方向(90度倒れた方向)にコマが傾き、RFパルスを切ると、コマは磁場に並行になりバラバラの状態に戻ります。戻る時に、コマから発せられる信号をMRIで読み取ります。また、戻る速さは組織ごとに異なるので、MRIの画像に反映されますになります。
CTはX線で撮影しているため固いもの(骨)はあまり通しません。通らないということは詳しくわからないということです。なので、CTは骨の中、つまり脳内や脊髄内の診断に劣る部分があります。MRIは磁場で撮影しているため、CTのようにX線による被爆をありませんし、脳内や脊髄内もきれいに撮影できることができます。しかし、撮影に時間がかかるため動物の場合は、麻酔をかけて不動化させることになります。CTと大きく異なることは神経疾患の病気に有用な検査がMRI検査だという点です。
生体内の原子は、おのおのが好きな方向に軸を向けて回る『コマ』のように存在しています。MRIのガントリー内に入ると、強大な磁場によってコマの軸が磁場と平行方向に揃います。ここにRFパルスをかけると、磁場に垂直方向(90度倒れた方向)にコマが傾き、RFパルスを切ると、コマは磁場に並行になりバラバラの状態に戻ります。戻る時に、コマから発せられる信号をMRIで読み取ります。また、戻る速さは組織ごとに異なるので、MRIの画像に反映されますになります。
CTはX線で撮影しているため固いもの(骨)はあまり通しません。通らないということは詳しくわからないということです。なので、CTは骨の中、つまり脳内や脊髄内の診断に劣る部分があります。MRIは磁場で撮影しているため、CTのようにX線による被爆をありませんし、脳内や脊髄内もきれいに撮影できることができます。しかし、撮影に時間がかかるため動物の場合は、麻酔をかけて不動化させることになります。CTと大きく異なることは神経疾患の病気に有用な検査がMRI検査だという点です。
当院のMRIの特徴
当院では、獣医療を管轄している農林水産省で認可を受けた動物用MRIを導入しています(兵庫県初)。
MRIは本体の機械とコイルといわれる筒状の機械で撮影します。動物はヒトとは大きさが違うので、人間用のコイルでは画像に乱れが生じたり選択するコイルに苦労する可能性があります。当院の動物用MRIは、動物専用のコイルが8種類もあるので、その動物の体格にあった最もよいコイルを選択して撮影することができます。さらに、本体も動物用なので動物用ソフトウェアによる撮影を行っています。
MRIは本体の機械とコイルといわれる筒状の機械で撮影します。動物はヒトとは大きさが違うので、人間用のコイルでは画像に乱れが生じたり選択するコイルに苦労する可能性があります。当院の動物用MRIは、動物専用のコイルが8種類もあるので、その動物の体格にあった最もよいコイルを選択して撮影することができます。さらに、本体も動物用なので動物用ソフトウェアによる撮影を行っています。
動物専用のコイル
頸部、四肢用
頭部用
小型頭部用
小型胸腰部用
大型頚部用
超大型頭部用
大型胸腰部用
超大型四肢用
当院のMRIで撮影できること
基本的にMRI撮影は麻酔下で行いますが、状態によっては無麻酔で行うこともあります。MRIを撮影することでより精度の高い診断をすることにより、投薬をピンポイントで行うことができます。
さらに、当院ではMRI室に隣接する手術室があるので、手術中のMRI撮影も可能となっています。なので、手術後半に術中MRIを撮影することにより、手術をどこまで正確に的確に行えたか画像検査して終えることができ、より精度の高い手術を目指します。
当院の手術室には、手術顕微鏡という神経病の手術のような繊細な操作を行える機械や超音波破砕機という神経や血管を傷つけることなく腫瘍の切除や骨を削り、手術による生体へのダメージを最小限に抑える機械も導入しています なにかご不明点あれば、まずは当院までご相談ください。
当院の手術室には、手術顕微鏡という神経病の手術のような繊細な操作を行える機械や超音波破砕機という神経や血管を傷つけることなく腫瘍の切除や骨を削り、手術による生体へのダメージを最小限に抑える機械も導入しています なにかご不明点あれば、まずは当院までご相談ください。